Society for Art Education Studies
日時:2019年11月3日(日)
場所:東京藝術大学 美術学部 上野校地
口頭発表 会場:第5講義室
鍋島 次雄 「アートの視点からの感情と精神と情動」
ー美という感性は、感情をどの様に消化できるだろうかー
山本 直紀 ものづくりを通した人間形成に関する一考察
鶴野 俊哉 教科・科目連携による地域芸術文化教育実践
ー近世絵画資料を題材としてー
伊藤 裕貴 福井県における図工・美術科教員資質・能力向上のための取り組み
ー造形ユニットの開発を通してー
口頭発表 会場:第6講義室
今村 淳・後藤 圭介
「ファッション」と「造形」の教育
ー東京モード学園での授業「造形論入門」の実践報告ー
野口 徳雄 育てる紙 ー和紙の価値観ー
青木 宏希 「生きる力」に関する一考察
ー図画工作の活動を通してー
橘 美知子 創造的意識体験を促す美術教材開発
ー1枚の紙を生かして作るパズル遊びー
鳥原 正敏 学び合いに誘うための場づくりに関する一考察
ー図工・美術教室の活動を通してー
展示発表
発表者:今村 淳 | 片岡 浩 | 武内 優記 | 中村 望起子 | 新田 宇謙 | 春田 幸彦 | 横山 麻衣
大会企画
「“美術による教育”とは何か -トータルな人間形成ー」
講演:「AIの時代と美術教育」 山崎 正明 先生(北翔大学 教育文化学部 教授)
実践報告:「なぜ聖徳はSTEMではなくSTEAMなのか?」 品田 健 先生(聖徳学園 学校改革本部長)
横濱 友一 先生(聖徳学園 最高情報セキュリティ責任者)
パネルディスカッション:「美術教育とSTEAM教育」
「知識基盤社会」の到来等を背景に、社会構造の大きな変動期とともに、その変化のスピードもより速くなっています。これからの社会は、政治・経済・文化等のあらゆる分野において、人材の質がその有り様を大きく左右する社会であり、教育の質が一層重視されてきます。今回の大会企画は、今日的な課題から将来的な課題を踏まえたトータルな人間形成について、 STEAM教育の視点からアート(美術)の位置とその役割を考えるものです。STEAM教育におけるアートの重要性と意義について、各々の立場からの発言や実践、活動等の報告により、その教育の趣旨を理解するとともに、考えるきっかけを共有することが目的です。アート(美術)からSTEAM教育へのアプローチとして、STEAM教育における「美術による教育」を考えることは、美術教育に携わる者の、不断に最新の専門的知識や指導技術等を身に付けていくといった「学びの精神」につながることと考えます。